やわらかな語感
今月の「CDでーた」でダブルユーのお二人が、3月2日発売のアルバムに関して語っておいでだということでしたので、本屋さんで拝見してきました。それは立ち読みです。
亜依國精神さまやMy Angel Ai Kagoさまで、その内容について具体的に、例えば亜依さまが希美さまがアルバム収録作品についてどのようなコメントをなさっておられるかなど触れられておりますので、あえて、一番気になった部分だけを取り上げます。
亜依さま曰く
『今回のアルバムでは“幸せ”とか“甘える”とか“雨”という、私的にはどうしようもなく語感にひかれる言葉が歌詞の中にたくさん出てきたのもあって、より言葉を大切にして、気持ちを込めて歌うことができました。』
まず、瞬間頭をかすめたのが「As For One Day」
「もう一度あなたに会いたい。今すぐここに来て欲しい。でもわかってる。一緒にいるだけで幸せだった…さよなら」(前奏)♪あぁ雨がやんだ
(中略)
♪愛してる、愛してるって意味なく何度も甘えて聞いたり
あら。全部揃ってます。
さて、「しあわせ」「あまえる」「あめ」
声に出してみますと、丸い音ばかりですね。促音濁音撥音などなど音として強いものがありません。われわれ凡人ですら、これらの言葉を口にすれば優しげな雰囲気を纏うことができます。それを、あの亜依さまが、仮にこのような言葉ばかりを口にして過ごされた末には、観音様にでもなられるのでしょうか。しかも、「より言葉を大切にして、気持ちを込めて歌う」などとおっしゃられています。想像するだけで胸がいっぱいになります。
生まれて初めて飲むカルーアミルクのような亜依さまのお声。
極上の昆布と鰹でとっただしのような希美さまのお声。
そして、そのお二人がそれぞれの声が重なったときに生まれる響きにこだわって納得いくまで作りこんで送り出された「2nd W」。よくて当たり前。素晴らしくないはずがない。耳にしないのは一生の不覚。
今回は自分用と布教用の2枚購入しようかと、半ば本気で考えております。