さゆみさんの美しさについて
- 作者: 橋本雅司
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2007/01/13
- メディア: 大型本
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「道重さゆみ」から待たされること2年余り、カメラの被写体としての彼女の成長振りは、写真集の任意のページを見開くだけで理解できます。「憧憬」では、見開きで「あどけなくさえ見える愛らしい、さゆみん」と「瞳に憂いをたたえ、口元を結んだ、さゆみさん」を取り合わせていることが多く、これが双方向に対する「憧憬」を表しているのかしらと感じました。カバー表紙と、カバーを外した表紙の関係も同様ですね。
大人っぽい表情を見せる系統の写真は、基本的にえろいです。ポーズがどうとか、露出度がどうとか、そういう問題ではなく、さゆみさんが生得している「えろえろビーム」が写真からもきちんと放出されています。お見事です。
えろいからといって決してエッチで見るに耐えない写真集だということではありません。さゆみさんは存在自体にえろを内含しており、それがさゆみさんの美しさなのです。それは「頽廃美」であり、一方で「健康美」でもあります。
かようなさゆみさんの美しさを更に際立たせるロケ地、それは、廃墟です。
廃墟に佇む、さゆみさん。(今日の1枚参照)
破れた窓の隙間から外をのぞく、さゆみさん。
蔦が絡んだ外壁に凭れかかり、空を仰ぐ、さゆみさん。
次の写真集では、廃墟を希望します!