玉響 進化しつづける加護ちゃん

「玉響」は「たまゆら」と読みます。 こちらでは、加護亜依さんを大好きなsirchanが、ゆるやかに応援していきます。

さくら満開には、まだ早い

 さくら組の幻を見るために桜の中に迷い込みたく、一目千本といわれる奈良県吉野まで出かけてみましたものの、山の中のことゆえまだ桜には早く、その代わりに修験道のお山金峯山寺でご開帳されております金剛蔵王権現を拝見してまいりました。400年のうち3回しかご開帳されていないために美しいお姿のまま守られた権現様は鮮やかな青色をしており、厳しいお顔で見るものの心に問いかけていらっしゃいます。
「おまえもいい年だというのに、ハロプロだ、亜依さまだ、ベリーズだ、と浮かれて恥ずかしくないのか」
「いいえ、ちっとも。争いの絶えぬ世を憂い、修行の道にはいられた役行者さまは、やさしいお顔でお姿を現されたお釈迦様に、それではやさしすぎて戦を止めることはできないと、もっと厳しさをもったお姿を求められ、それでお釈迦様は金剛蔵王の怖いお姿に変わって再び姿を現されたとか。根本の『恕(じょ)』(相手のことを思いやり、お互いの価値観を尊ぶこと)の心は同じ。不景気で、物騒な事件も多く、争いの絶えない昨今、これらの解決のため『恕』の心を人々に広く伝えることは急務となっております。そのためにお釈迦様がさらに仮のお姿(権現)をとられたのが、亜依さまでしょう?」
「むむ?」
「Wとベリーズ工房の合同コンサートは、両方の文化を理解すれば、争いはない、ということを、示すためにあるのです。南無あいぼん遍照金剛。南無ののたん遍照金剛。*1
「日本全国のコンサート会場をお遍路して満願成就したら、きっと東京ドームにでも単独降臨なさってくださるのです」
 桜の森の満開の下でなくても、妄想は見られるようです。




 

*1:どうやらこの辺りから真言宗にシフトしているようです